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12話 (陽毬の心停止時) メリーさんは美しい3匹の子羊を飼っていました。 牧場を連れて歩けば、誰もが振り返ります。 子羊たちの毛はまるで天使の羽のよう。メリーさんは、それを紡いで糸にする日が待ちきれません。 ところが、ある朝、メリーさんは目覚めてビックリ。庭の林檎の木が枯れています。 それは世界で最初の木。 毎年、見事な黄金色の実を山のように実らせる、メリーさんの大事な大事なもう一つのご自慢だったのです。 林檎の木に駆け寄ると、メリーさんは泣き出しました。 かつて林檎の木は、その輝きで世界の未来・夢・愛を照らしていたのです。 世界は闇に包まれてしまいました。 メリーさんは泣いて泣いて、子羊たちの慰めも耳に届きません。 そんな時、ふいに空から声が降ってきました。 「あきらめないで」「まだ世界は、終わったわけじゃないから」 メリーさんが顔を上げると、見たこともない大きな黒い兎が岩の上に座っていました。 黒い兎は言いました。 「森の奥に女神の神殿があるだろう?」 「そこで燃える松明の灰を取っておいで」「その灰を撒けば、たちまちこの木は元気になるよ」 メリーさんは首を振りました。 女神の火には人が触れてはならないと、掟で決まっていたのです。 「灰をちょっと拝借するだけさ、それで世界は再び光に照らされるんだ」「女神様だってお喜びになるさ」 その夜、メリーさんは神殿の灰を盗んで、林檎の木に撒きました。 黒い兎が言ったとおり、林檎の木は生き返りました。 メリーさんは大喜び。木の下でダンスばかりして、3匹の子羊たちも目に入りません。 しかし、女神様は激怒しました。 やはりそれは、掟破りだったのです。 女神様は、メリーさんに罰を与えることにしました。 でも、その罰はあくまで女神様の気まぐれで… 「ド、レ、ニ、シ、ヨ、ウ、カ、ナ」 女神様は3匹の中で一番小さな、幼い羊を選びました。 選ばれた子羊は、気立ての優しい素敵な女の子。 料理と編み物が好きで、いつも2人の頼りない兄の心配ばかりしている、小さな女の子でした。 残された兄弟羊は言いました。 「女神様、どうして陽毬を選んだんですか?」 「だって罰は、いちばん理不尽じゃないとね」 13話 (陽毬の蘇生時) ふいに女神様は、末の子羊に死の罰を与えるのをやめました。 しかし、女神様は、子羊たちを憐れんで罰を取りやめたわけでも、メリーさんに情けをかけたわけでもありません。 女神様は言いました。「だって、これで罰が終わりじゃあ、つまらないでしょ?」 (黒兎たち)「そのとおり!」 関連が考えられる神話・伝承 北欧神話の、定期的に食べることで神々に不老不死を与える林檎の樹 旧約聖書の、蛇にそそのかされて智恵の実を食べ、楽園追放の罰を受けるアダムとイブ ギリシャ神話の、人類に火を与えて主神ゼウスの怒りを買い罰せられたプロメテウス 北米インディアンの伝承「天の火をぬすんだウサギ」 枯れ木に灰を撒いて花を咲かせる「花咲か爺さん」
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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 カード名 . ..: メリーさん 悪夢 [ドール]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: E≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 汎用スキル...: 【悪夢】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : ‐≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 武装化 : ‐≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. ....: AP:01 / RP:05 / CP:03≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー : また、あそびましょ? 忘れないで。――メリーさん三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 +高遠遙一 / ./ / . . . . . . . . . ィf^㍉ . 〉ん . . . . . . / __) ̄ , ′ } {. . . . . . . .ィ{ ) .′ ( ぇー=彡 Y^ i | , 7んノ⌒ー' l | | γ⌒ | ___ノ__ノ_ノ i{ く.| /_] f_,! / 、ー| .′x_以 、 ,Ⅵ | ハ}| | 、 _ 八 .′ ′ノ| | _ .イ . . . . .| |/rz≧ ´ | .㍉ . .| | . . . . }i ㍉|. .′ . . ⌒| |`V⌒{Ⅳ| ∧〉 . | |_ツ、 . .∨ | . .レ _x| |介 ㍉.Ⅷ! .′ .i{ /. | | i| .∧ Ⅷ ∠/ | |{Ⅳ / Ⅷ . . . . . 〈| |f^∨__. イ㍉ .′ . . . . . . . | |} .〈__ヾ__rテ㍉ . . . . . . 〈| | . 〈 }_.斗也{ . . . . . . . | | . . | ∨ . . . .\ +斑木ふらん __,、xvfヘ、__(( -- ─-- _ / くヒベ/Kト、_})/ `丶fYv─‐ 、 } 弋ミヒヅ^ / \ヾ〉 i / (( ′ 丶 ヽ} | / ゝ=、 / 〃 i l | | | l ハ | ,ィ / 、__ノ} ′ / ((⌒i | | | | '、 | // ' / |/ .′ )} | | | | | l V| / / l | | | r‐'イ | |ハ | | | ,| |.,| |! | | | | xy、__L 八|从ノ 十‐ト、′l |. ヽ | | | ノィr‐辷ト、 i! / ノ / / ,'ハl Y } ∧ ∧. Y;ゞ少くj} γ=彡/ ィヽ \ | | ′| ∧ ((~込匕シ , / l ト、 \ ヽ | |/. | / ヽ ゝ=、 _ イ{ | | \ ヽ ノ ″ >-、ノ^)ハ ))> r、_< 人、' | ハ 〉 , | / / / ノ| Vっ (\ヽ^7ヘ\ \ |. /,/ / / | ,′ _ ノ } 〈 r、ヽヽ\j \ \|// / , ′ ノ /´ _.ノ><} V ^ Y ハ Yヽ / ( / / / ̄ ( ヽ~^ー'^ー| l } } l ヽ、. 〈 人 〈 / / 丶 ∧ ! / / | l \ 丶 \ / / ', ノ _ 、_r=┴、_/ /. | l. \ \/ / ∨ i! ヽy ,} / ト 丿 ) ノ ∧ V ノ / ./ / |/ +IF 〉 \ _l 〕\`"''<~<ヽ、 / |ゝ‐彳', ヽ ヽヽ__ 心、. ,イ ./ |、∨/} ヽ ヽ ヽ`)ニヘ / / |、()/ }/ | ヘ ヘ´)ニ}! / ヘ / / | ヘ ≧=-. ,ィ ァ l | | ヤ /イ / .| ヘ´ [] ̄}ト、.  ̄ __/ ./| . | |', ヽ{ , //| ハ ハ ハ }. }l }. / |/ | ヘ |、 {. | / V レ' | l. [] }lノ { { i | 从 { Y⌒ヽ l / | | / |_l__[]_」ハ ゝl マ. l |! ヘ` V _ ノ/ | | ハ!ニニニニl l. ∧斗xⅥ )h、 ,、l | /ニニニニニl l. l l lニVl {ニh、_ イ Ⅵ /ニニニニニl l. l l lニニヘ ハ{ニニ|____} /ニニ二二二l l l lニニニヘ{二ニニ| }'― 、二二ニニl l. l l二二二ニニア´ ゝ'´ n `ー''´ _寸ニニ=l l. l lニニニ=‐''''^ヽ `ヽU,, ´/マ `" ''‐-l l l lア´ 〃 \___./ マ | | l / 〃 マ _, | /ニヘ. | , {`ヽ 〃 ,, >''´ /. | / lニニl. | /ニl } = `''< ヽ / >''´ . lニニヘ レ' /ニニl / ` 、 // ', ∧.lニニ/}、. ∧ニニl i{ `ヽ ヽ イ }!∨ ヘ/ |ム /| ヘマ,ィハ . > < 从 /ニ/. ヾl ヘ _、 ,ィ( /ニ/. l >、、,,_ ,、 <⌒ `二ニ=―=≦ヽ 斗‐'''"´ ア +矢本小季 .ィ ...イ /∨ ヘ/ / イ__ _ , ム/ ,' 彳 / .i Y i ,' i ソー - ! ヘ λ ヘ ! / / .ゝ ヘへミ ミ ミソ、彡 彡 、 ノ> _マヘ/ノ ヘ 〉 、マ_ < ホ , _ 《 __ ,.π !イ´ .辷マ るヽ ,' る ソν/ `!辷-' , ー=' 彡 /ヘ了 --- 了´ へ、 久、 ; i> <i ; / 《 / \ソイ ` 冬ゝ ヘ ヽ/ `ー' ‐‐丶、 マ i 〉 〈 > ノ マ__ < イ ` ー イi i i ', .! λ ',
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1■ 冒頭 あなたはこんな怪談をご存知だろうか。 少女が引越しの際、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てていく。 その夜、電話がかかってくる。 「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…。」 電話を切ってもすぐまたかかってくる。 「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…。」 そしてついに「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。 少女は思い切って玄関のドアを開けたが、誰もいない。やはり誰かのいたずらかと思った直後、またもや電話が…。 「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」 -------------------------------------------------- 3-1◆ 1 -------------------------------------------------- 俺は、怪談や都市伝説の類を基本的に信じることは無い。 たとえば、オチで関係者が全員死ぬ怪談がある。 なぜそれは広まったのか。誰が広めたのか。 関係者が全員死んでいるのならば広がることなどありえない。よって作り話。 犯人のような人物がいるとして、その犯人が広めた?そんなことは普通しないだろう。俺だったらしないね。 ひとつの話でもオチがまちまちだったり、そもそも根本から違ったりと、信憑性のかけらもないものが多い。 他のタイプの怪談もあるだろうし、ここで異論が上がることもあると思うが、まぁ俺個人の考えだ。 無理に他人に押し付けたりはしない。 だからこんなふうに、 「なぁ、これなんてどうだ?割とよさそうな話だと思うんだけど。」 「世の中には偶然というものがつきものでして。」 同じサークルの友人に都市伝説の話をされても、適当に流す。 何のサークルかって?よく聞いてくれた。 そう、その名も 「世界に多々ある怪談を 全てくまなく調査し 信憑性を確かめよう の会」。 略してSOS団(サークル長談)である。 といってもこのサークル、サークルとして認められているのかすら怪しい上、ああかなしきかな。 なんと、メンバーは二人しかいない。 「んだよ、急にこっちみて。」 井迫 功。昔からの親友。割とノリで生きてる。 サークル発足を唐突に、それもかなりのテンションで宣言した日はいまでも、いやいつまでも忘れない。 いさこいさおって変な名前だな。と茶化すと怒る。変な名前だな。 「いや、サークル発足日が懐かしいな、と。」 「恵人も乗り気だったな!」 「いやいや俺は反対しましたヨ?」 高田 恵人。俺の名前。とくにこれといって書く事もない凡人である。 一応発足には反対した。そんな変なサークル立ち上げるな。俺を巻き込むな一人でやれこっちに寄るなそういう類のものには興味が無い。 何故俺がこのサークルに入っているのか。あいつ、男の癖に嘘泣きしやがった。 俺の良心につけこんでくるとは汚いな流石いさこいさお汚い。結局入るハメになった。思い出すと少し腹が立つ。 「っと。もうこんなところか。んじゃ俺の家あっちだから。」 「おう、じゃあな。いさこいさおくん。」 「うるせぇ!」 腹いせである。 実際のところ、こう親友とだらだらしつつ、適当に調べものをし、適当に調査し、適当に引き上げ、適当に… 書いていったらきりがないほどの適当なサークルである。 とくに入る予定だったサークルもなかったわけで、現状がつまらないわけでもなく。 まんざらではない、といったところだろうか。 功の姿が見えなくなったところで、俺は我が家に向かって再び歩き出すのだった。 -------------------------------------------------- 3-2◆ 2 -------------------------------------------------- がちゃり。 ドアを開けると玄関の芳香剤の匂いが鼻に付く。 一応置いてはいるが、ぶっちゃけたところあまり好きではない。 まぁ、一人暮らしの男の履いた靴の臭いよりはマシである。 「んー、疲れた。」 ブーッ ブーッ。ブーッ ブーッ。 着信アリ。 「……理子からメールか。」 茅原 理子 そろそろ栄養が偏るころでしょうし、明日は食事を作りにそちらにいきます。 コンビニ弁当ばかり食べないように! 「すこしは自炊もしてるんだぞ、すこしは。」 チャーハン。インスタントラーメン。焼きそば。朝に目玉焼き。 ……たしかに栄養は偏るかもしれない。 「わかりました、と…。」 適当に返信をし、携帯を閉じる。 風呂でも入るか。 -------------------------------------------------- 3-3◆ 3 -------------------------------------------------- 「やっべ、遅刻する。」 このサークルに入り、ひとつわかったことがある。 怪談や都市伝説の類は、意外とおもしろい。もちろん、信じはしないが。 昨日はおもしろいものがあった。 「メリーさんの電話」というものである。 やはりこの怪談も諸説あり、始まりからオチまでそれぞれ多種多様。 大抵は、メリーさんという少女から電話がかかってくることから始まり、最後に、 「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」 という一文で終わる。 オチがあるものでは、最後に殺されるホラー気味のものから、そのままメリーさんが素通りするといったギャグ風味なものも。 割とメジャーなものらしく、かなり多くの記事あった。 とまぁ、それを調べていたせいで遅刻しかけているわけだ。自業自得である。 「今何時だ…。えーっと携帯携帯は…。あれ?」 しまった。家に忘れた。 「……急ごう」 駅までダッシュ。がんばれ俺の筋肉。 -------------------------------------------------- 3-4◆ 3のあと -------------------------------------------------- 「あーおわった。」 ダッシュの甲斐あって、遅刻は免れた。 功に疲れた顔をニヤニヤ見られたが、反論する元気など残っているはずもなく。 なにはともあれ授業を受け、放課である。 「おーいたいた。今日は寄るところあるからよ、活動もなし!ちゃっちゃと帰っていいぜ。」 「あいよ。」 してもしなくてもいい活動は、今日は中止のようである。 とりあえず帰ってゆっくりするとしよう。 -------------------------------------------------- 3-5◆ 4 -------------------------------------------------- がちゃり。 ドアを開けると玄関の芳香剤の匂いが鼻に付く。 一応置いてはいるが、ぶっちゃけたところあまり好きではない。 まぁ、一人暮らしの男の履いた靴の臭いよりは…。待て、昨日と同じこといってないか、俺。 「あぁそうだ、携帯家に忘れてたんだっけ。」 充電器から抜き、ディスプレイを開く。 「着信……13件……?」 ご丁寧に全件留守番電話までいれてある。誰だろうか。番号は知らないしなぁ。 「あたしメリーさん。いまゴミ捨て場にいるの。」 「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの。」 「あたしメリーさん。今コンビニの前ににいるの。」 背筋がぞくり、とした。だんだん近づいてきている。 「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの。」 顔がこわばる。 「あたしメリーさん。いまあなたのうし…ろ…あれ?」 「あたしメリーさんだけど……。えーっと、携帯電話忘れていったの……?」 「あたしメリーさん……。いつ帰ってくるのー……。」 「えっと、あたし、メリーさん…。暇ですよぅ……。」 「メリーさんですよー。はやくーかえってきてー。」 「うう……。メリーさんさみしいですよぅ……。」 「がおーメリーさんだぞーたべちゃうぞー。」 「……ぐすん。」 「…………くぅ……くぅ……。」 …………。 思考が停止した。 「えー……っと……?」 落ち着け俺。状況を整理しろ。これはいたずらなのか。それともほんとうに? そうだそうだ。最後は寝息を立てていたぞ。ほんとうならこの家のどこかに……。 案外早く「それ」は見つかった。 俺が立っていた左。寝室。ロフトベッドの上。白と黒のゴシックロリータを纏った金髪の物体。 や っ ぱ り ね て や が る 。 仮にも怪談の主がそれでいいのか。おまえほんとうにそれでいいのか。いや怪談は信じないけど。 -------------------------------------------------- 3-6◆ 5 -------------------------------------------------- 「ん……んぅ……?」 「あ。」 「ふぇ……?」 おきた。 「んぅ~……?……はっ!」 気づいた。 「もう!どうしてこんな日に携帯電話忘れるんですか!何時間待たせるんですか! あんまりにもおそいんで寝ちゃいましたよぅ!」 いやまてそれよりも。 「なぁ、あんた、俺の後ろに立ってなくていいのかい。」 「ふぇ?」 しばしの沈黙。イッツサイレントナウ。正しいのかこれ。 「あーーーー!」 「あー?」 「どどどどうしよう!?どうしよう!?えーっとこういうときはこういうときは…!?」 ダメだったらしい。 「とりあえずさ、今からでも後ろに立ったら?」 「そそそそそうですね!そそそうしまふ!」 噛んだ。 「……ふぅ。」 とりあえずどうしたものかこれは。後ろ振り向いたほうがいいのだろうか。 いやでもそれで殺される話もあったしな、よく考えて…。いや怪談は信じないけど。 ブーッ ブーッ。ブーッ ブーッ。 着信アリ。 ピッ。 「えー、ごほんっ!あたしメリーさん。いまあなたのうしろにいるの!」 「ぶっ!ごほっげほっごほごほ!」 思わず吹きださざるを得なかった。 「あ、ひどい!どうして笑うんですかぁ!」 「いや、だって、ごほっ、そんな、げほっごほっ!」 無理だ。 「あ、ちょ、ちょちょ、ちょっと待ってくださぁーい!」 リビングのソファーにつっぷして寝る。これはきっと夢。うん、そうだ。昨日あんなこと調べてたし。そうに決まってる。 「ふぇぇ……おきてくださいぃー……。」 きーこーえーまーせーんー。おやすみなさい。 「もしもしー……?くすぐりますよー。」 「こしょこしょこしょこしょ。……あれ?」 「うー……寝るの早いですよぅ……。ぐすん。」 「いいですもん、あたしも寝ます……。」 薄れ行く意識の中、ぱたぱたというかわいらしい足音が聞こえた気がした。 -------------------------------------------------- 3-7◆ 6 -------------------------------------------------- ピンポーン。 ピンポーン。 ピンポーンピンポーン。 ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン…… 「うるさいっ!」 インターホンがこうもうるさいと、おちおち寝てもいられな……あれ、インターホン? 「やべ、理子が来るんだった!」 怒ってる。ぜぇーったい怒ってる。昔っからそうだ。待たせると怒る。殴る。 面倒なんだよなぁ。 「それにしてもおかしな夢を見たな……。」 昨日の調べものは俺の無意識にとってよほどおもしろかったと見える。 自分で自分がわからん。 「いまでますー!」 この間、衣服を正しつつ15秒。インターホンは絶え間なく連打されていたのだった。 -------------------------------------------------- 3-8◆ 7 -------------------------------------------------- 「おそぉぉぉいッ!」 ばこーん。 理子に頭を叩かれてから30分。リビングで反省させられつつ夕食待ち。 申し訳なく思った俺が手伝いを申し出ると、 「恵人はいないほうが作業がはかどるから」 だそうで……。 「はーい、できたよー。」 簡単な料理をお盆に乗せ、理子が台所からやってくる。 機嫌は直っているようだ。そんなことだろうとは思っていたが。 「おー、サンキュー。」 「そうそう、しっかり感謝して食べなさいよね。」 「へいへい、わかっておりますよ。」 箸を持ち、手を合わせて、いただきます。 相変わらず料理だけは上手い。 「いま料理だけは上手いとか思わなかったかしら。」 「滅相もございません。」 おぉ、幼馴染こわいこわい。 -------------------------------------------------- 3-9◆ 8 -------------------------------------------------- 「それじゃ、コンビニ弁当ばっかり食べないようにね!」 「あいあいよー。んじゃまた。」 がちゃり。お客人のお帰りである。 「んー、なんか疲れたなぁ…。なんもしてないはずなんだけど。あ、朝走ったんだっけ。」 とりあえずとっとと風呂に入って寝たほうがよさそうだ。 さっぱり。風呂は気持ち良い。割と好きである。 一回湯船の中でのぼせて危なかったが、それを差し引いても好きだ。 「さて、寝るか。」 家事を終わらせ、戸締り関連をし、寝室へ向かう。 「おやすみなさーい……。」 ベッドにはいって誰もいない家に挨拶を……ん? なにかある。布団の中だ。探ってみるとこれは……。 「んへへぇ…。くすぐったいれすよぅ……。」 「あえ――?」 どうやら俺は、今夜から人生観を変えなきゃいけないらしい。
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黒髪のメリーさん 稲森 絆(序盤では[女]) たぶんごく普通のJK。メリーさんの生き別れのご主人様に酷似してるらしい。 勧誘系電話にロリのフリや頭のおかしい人のフリをして対応するのが密かな楽しみ。 メリーさん(茉莉) ただの日本人形→髪が伸びる呪いの人形→メリーさん というように能力が付加されていった。 最初は日本人の持ち主がいて、それなりに大きい家で大事にしてもらっていた。 そこで髪が伸びるようになったが、持ち主とその家族は全く動じなかった。 第二次世界大戦に伴うご主人様の疎開の際、どういうわけか闇市に流れてしまった。 ちょうどその頃にGHQの関係者のアメリカの将校に買われ、将校とその奥さんいにろいろ良くしてもらう。 本名は「茉莉(まり)」なのだが、発音の関係でアメリカンな夫妻に「メリー」と呼ばれ、なんやかんやでメリーさんとして自分で動けるようになった。 電話に出た相手に共感覚性を利用した幻覚(聴覚以外にも刺激を与える音を聞かせる)などをみせる事ができ、対象に「メリーさんに後ろを取られる」という幻覚を見せる。 視覚以外にも干渉できるので、その気になれば痛覚を刺激して滅茶苦茶痛がらせたり、心臓を止めたりもできるらしい。 でもあんまりやらない。 髪を故意に伸ばす攻撃も可能だが、髪が痛むのでよほどの事がないとやらない。というか可能だがやったことは無い。 大変礼儀正しく、義理堅い性格で、たとえ相手が悪人でもしっかり恩を返す。 ずっと生き別れのご主人様を探して旅をしている。 また、アメリカンな家庭にいた際に英語をマスターしている。 本来日本人形ってややぽっちゃりで、そんなに可愛くない・・・ってのはいろいろな補正によってローゼン●イデン的に可愛くなっている。 ページ最上部へ
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「私メリーさん。今あなたの会社の前にいるの。ぼろい会社ね。クスクス…」 「私メリーさん。今あなたの家の前にいるの。安そうなアパートね。クスクス…」 「私メリーさん。今あなたの部屋にいるの。何よ、お茶なんかいらないわよ。……ありがとう…///」
https://w.atwiki.jp/lightsnow/pages/49.html
フローリングの床のリビング。窓から差し込む、夕日の赤い光。テーブルに置かれたグラスの水が、綺麗に光る。 「あああ……久々の休みは良いよなぁ……」 そして僕は、最近家に届いた、ふかふかのソファに体を沈めて大きな伸びをした。ああ、至福の時。 僕は、自分で言うのも何だけど、エリートだ。大手企業のバリバリの営業マンとして働いている。 月給も高いし、こうやって景色が綺麗なのがウリの高層マンションにも住んでいる。順風満帆の人生だ。 彼女?よりどりみどりで、誰にしようか迷ってるよ、ハハハ。 そして、今日は休日。久々に、どこかに出掛けるのも良いかと思ったけど、高層マンションの一番上の部屋だ。エレベーターを使えば降りるのは造作も無い事だけれど、残念ながら今日はメンテナンスでエレベーターが使えない。ここから階段で降りるとかなりツライ。だから、僕はこうしてただ時間が流れるのを楽しんでいたのだ。 こらそこ。引きこもりとか言うな。不可抗力だ。 「さて、いい加減に飯でも作るか……」 もう時刻は午後6時を過ぎている。エリートな僕は、料理ぐらい簡単に作れる。やろうと思えば、ミシ○ ランがすっ飛んで来るくらいの高級料理店だって開ける位の実力だ。さぁ、何を作ってやろうか…… ピロリロリロリ。 「ん?」 携帯に電話だ。誰だ?今から料理を楽しもうと思ったのに……。 「……非通知じゃないか」 誰からだろう。僕の携帯の電話番号なんか、会社の同僚か、もしくは上司ぐらいにしか教えてないはずだ。とりあえず、通話ボタンを押した。 『私、メリーさん。今、あなたのマンションの』 言い終わる前に、迷わず僕は通話を切った。生憎だが、僕はそういった物は信じないんだ。エリートだからね。こ、怖くなんかないよ。 ピロリロリロリ。 ま、またか。でも怖くない怖くない怖くない……。 『私、メリーさん今あな』 携帯をへし折った。怖くない怖くない怖くな ピリリリリリリ。 くっ、今度は直接、家の電話だと?いやいや怖くない怖くなんか無い……。僕は、意を決して受話器を取った。 「もしもし?」 『ちょっとぉ!』 うおっ、何だ!? いきなり女の怒った声が聞こえた。 『ちゃんと出てよ! 私がバカみたいじゃない!』 「うっせーバーカ! メリーさんがなんぼのもんじゃい! こここ、来れるもんなら来てみろバーカ!」 ガシャン!叩きつける様に受話器を置いてしまった。いけないいけない、僕とした事が。し、小学生の悪戯に本気になって怒るなんて。とにかく落ち着け、冷静になろう。怖くない怖くない怖くない…… ピリリリリリリ。 ……またか。知らない知らない。もう僕は料理をするんだ! ピリリリリリリ。 ……聞こえないな。何も。 ピリリリリリリ。 さて、トマトでも洗うか。実家の母さんが、甘くて美味しいトマトを 『出なさいよぉ!』 べチャッ。思わず、トマトを床に落としてしまった。熟れてた物だから、グチャグチャだ。 「これは……留守電?」 『いい? 次からはちゃんと出るのよ! 私、メリーさん! 今、あなたのマンションの20階に居るの!』 そこで留守電は途絶えた。20階……? まさか。さっきから、まだそんなに経ってない……。エレベーターは使えないはずだ。こ、これがメリーさん(?)なのか……? ピリリリリリリ。 「ひっ!?」 ま、また電話だ。……思わず僕は、受話器を取る。 『私、メリーさん。今、あなたのマンションの40階に居るの』 そして切れた。マ、マズイ……こんなスピードで、来るものなのか!? ピリ 僕は電話がワンコールも鳴らない内に受話器を取った。 「ゴルァ!悪戯がうぜぇぞおおおおお!」 そうだ、絶対悪戯だ! 『……君、どうしたんだい?』 「え……」 し、しまった! この声は……! 「しゃ、社長!? すすすす、すみませんっ!」 クソッ、なんて事だ!いつもなら社長は携帯にかけて来るはずなのに! そういや携帯はさっきはずみでへし折ったのだった。畜生! 『携帯が通じないからかけたのだが……。フッ、君は疲れているんだ。どれ、たまには長期休暇でも取ってみるかね』 ヤバイヤバイヤバイ。社長の機嫌が悪い。これは本当に……。 「……明日だけ、休ませて下さい。では」 ガチャリ。僕は受話器を置いた。フ、フフフ。ハーハッハッ! 「そうだよ。僕きっと疲れているんだ! アハハハハハハ!」 笑え。とにかく笑えば大丈夫だ……! ピリリリリリリ。 「またかい? ハハハ、たまには悪戯にも付き合ってやろう!」 僕は高らかに笑いながら受話器を取った。 『ハァ……ハァ……あ、あなたの家……ど…こ…』 「ハハハハ、100階の1029号室だよ! 君は今どこ?」 『さっき……ハァ……かけたら……通話中だったから……ハァ……10フロア毎に電話……やめ、やめて……今…80階……ハァ…どおりで……まだ……上から……あなたの気配…してる……』 メリーさん(?)の声が途切れ途切れに聞こえる。そして―― 『きゅう……』 「……もしもし? もしもし、メリーさん(?)もしもおおおおおしっ!」 ――倒れた。ちょ、待ってくれ! これ、ヤバいだろ!? まさか、メリーさんはお化けなんかじゃなくて……。 「にん……げん?」 僕は、ペットボトルに水を注いで、80階へと走り出した。 「おいっ、お前っ!」 80階に到着した。長い廊下の途中に、真紅のドレスを着た小さな女の子が倒れている。 「だ、大丈夫か!?」 僕は女の子の上半身を抱き起こし、念の為持ってきたペットボトルの水を差し出した。 「み……ず……!」 女の子はその水を見ると、弱弱しく手に取り、飲み始めた。 それから、女の子の息が整うまで10分。 「ハァ……ハァ……あなた、よく助けに来たわね。私の長い悪戯歴の中で、初めてだわ」 私が倒れたのもだけど、と少女は付け加える。 「大体ね、エレベーターが使えないってどういう事よ。それのせいで私の悪戯も失敗したのよ。そもそも、100階に住むなんて非常識だわ。私は5回の通話の内に相手の後ろに立つって決まりがあるのに、100階までだと20階ずつ。辛いわ。しかも、一回通話中だったわよ。待つのもなんだから、走ってたし……」 ぐだぐだと愚痴を言う女の子に僕は、 「お前な、何で悪戯しようとするんだ」 「楽しいからよ」 ……この野郎。ぶん殴ってやろうか。 「あら、レディーに暴力だ何て感心しないわね」 「うるさいよ……君のせいで、社長にも怒られそうだし」 いや、怒られるな。ほぼ間違いなく。明日……は休みにしちゃったんだっけ。明後日には怒られるんだろうな。 「……何それ。ま、良いわ。私、帰るから」 「待てゐ!」 思わず、古い感じに呼び止めてしまった。 「……何よ」 女の子は、怪訝そうな顔で振り返る。 「えーと……め、飯でも食わないか?」 「はぁ?」 ああ、自分でも何を言っているか分からない……でも。 「一人、寂しいんだっ!」 これだけは確かだ。 「何よ、キモいわね。……それでも大の大人なの?」 「うるさいっ! お前のせいで、怖くなったじゃないか!」 女の子は呆れた顔をした。クソッ、ここまで頼んでるのに! 「夜、眠れないぜ!」 「わーかったわよ……なんでそんなに偉そうなの」 女の子は、しぶしぶ了解した。よし、これで今夜は安全だ。……え? 怖がりだって? 何を言うか。もう外は暗いし、こんな時に女の子を黙って見送るほど僕も気が利かないわけじゃない。 「何ブツブツ言ってるのよ? ……さっさとあなたの部屋に案内しなさい」 そうだ。早く案内してあげなくちゃ…… 「こっちだ」 僕は、先導して女の子を自室に案内した。 そして僕は女の子と結婚した。理由?好きな人を愛する事に、理由なんて要るのかい? ~END~ はい、団栗です。 文芸部が相変わらず活動中なので、一本書いてみました。 アホな主人公を書くのは楽しかったですw メリーさんはかなりの体育会系。 それが私の見解です(ぇぁ Back to Novel of D
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ばぐとら研究所 メリーさんの電話特設ページへ さくら側の通称 フルネーム 年齢 性別 その存在 職業 位置情報 メリー・フォークロア 乙女に聞いてはいけない 女の子 都市伝説 メリーさん ゴミ捨て場→タバコ屋さんの角→あなたの家の前→ あなたの後ろ うにゅう側の通称 フルネーム 年齢 性別 サイズ(W×H×D) 質量 液晶画面 解像度 連続通話時間 デンワ仮面 柊三十郎(もうすぐ四十郎) シブい男性 約200×195×76mm(突起部を除く) 約600g(本体のみ) 2.7インチ 64×128ドット(縦×横) AC電源による駆動(乾電池駆動時 約10時間※1) ※2 メリーの設定 かの有名な都市伝説に登場する『メリーさん』そのもの。 しかし都市伝説で語られるメリーの人物像とは大きく異なる。普通の電話の隣にイエデンワを置くのが趣味。 都市伝説における所業が仕事。ノルマ達成には努力を惜しまず。常日頃ネタや台詞を考え、誰かに電話を掛けている。『メリーさんクラウドサービス』も計画中。 一人称は「私」。友達に花子さんがいるが、あの人との接点は不明。 デンワ仮面の設定 イ〇デンワを愛し、イエ〇ンワを憑け、イエデ〇ワとして、イエデン〇販促の使命を帯びた謎のオッサン。かつてはウィル○ムの店員として働いていた。 彼にとって、〇エデンワは全てであり、顔面に憑いたイ〇デンワは、イエ〇ンワの世帯普及率を、実質100%にするまで剥がれない。強引に剥がそうとすれば、その命は終わってしまう。 で、仮面については快く思っていない。一人称は「俺」 名前 コメント
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メリーさんの羊 (2004:曲:めりーさんのひつじ) 尺八奏者が最初に挑むであろう曲。慣れるまでは、1曲終わるごとに酸欠でめまいやしびれを起こす。
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【新子憧/メリーさんの電話】ステータス 保有技能 行動パターン 【新子憧/メリーさんの電話】 ステータス HP:250 ATK:333 DEF:0 保有技能 『悪鴉』 高速機動 心はガラスのように脆いから、それを割らずに開かせて欲しい。 憧(あくが)らす心は少女性、乙女の心。この世で最も脆く鋭く恐ろしき刃。 少女が襲う、少女が襲われる、結末の無いその物語。 自身の判定値を+20する。 敵の攻撃サイドが確定した場合、以下の能力が発動。 敵攻撃サイドを無効、自身の攻撃サイドに変更する。 そのターン自分が受けるはずだったダメージをそのターン与えるダメージに加算する。 その際のダメージ計算は敵DEF数値を0と扱う。 一戦闘三回制限。 『対抗神話耐性』 何者かによって付加されている、この都市伝説のものではない特性。 後付けの悪夢。希望の天敵の産物。塗りたくられ重ねられた穢れ。 【対抗神話】属性を持つ者に倒された時、一度のみHPを全回復し復活する。 行動パターン 攻撃→攻撃→必殺→… フィボナッチ数列:1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610,987,… を用いて ここから最初の0を除いた数列で、2の倍数なら必殺、3の倍数なら防御、それ以外は攻撃となる。 必殺と防御の条件が重なった場合は必殺が優先される。 ある夜、少女は一人で留守番をしていた。 両親は居ない。すぐには帰って来ない。夜の闇の中、電灯に照らされた部屋の中で少女は佇んでいる。 そこに少女の携帯電話に、一本の電話がかかってくる。 両親か両親の知り合いならば、自宅の据え置き電話にかけてくるはずだ。 なら、自分の友人だろうか……そう思った彼女は、見知らぬ番号の電話に出る。 「私、メリーさん。今、ゴミ捨て場にいるの」 健康的なその柔肌の色が一瞬で真っ青に染まるような、そんなおぞましい声。 気味悪がった少女は、一瞬で電話を耳から離し通話を切る。 これで一安心、と一息ついたその瞬間。 またしても、携帯電話が鳴り響く。 「私、メリーさん。今、郵便局の近くにいるの」 出ない、という選択肢はない。 何故かその電話を取ってしまう。取らなければ大変なことになる……そんな直感が、少女にはあった。 電話がかかり、切られる度、声の主は少女の家に近づいてくる。 ……そして、ついに。 「私、メリーさん。今、あなたの家の前にいるの」 そんな宣告。 少女は覚悟を決めて玄関のドアを開けるが、そこには誰もいない。 「誰かのいたずら?」 そう思い安心した、その安堵の息の刹那。 「私メリーさん。今貴方の後ろにいるの」 その後、少女がどうなったかを知る者は居ない。 少女の声をした怪異による、電話の都市伝説。 その正体、特性、由来、発祥、そして物語の結末。 全てが謎に包まれた、正体不明の都市伝説。 「電話を媒体とする」「最短距離を転移ではなく移動してくる」「そして、背後を取る」 という特性などが挙げられるが、本質とは言いがたい。 背後という人間が絶対に埋められない死角を取れるという事は、その一瞬対象の生殺与奪を握るという事でもある。 ちなみに、『メリー』『カラス』とはそれぞれ麻薬の隠語。 人を酔わせる最たる麻薬は人間関係……とは言うが、さてさて果たして。 貴方の後ろに居る、都市伝説。 第十八話にて登場。新子憧が保有する都市伝説。 保有技能の『悪鴉』は今まで登場した保有技能の中でも一際強力。判定値で勝利しても攻撃サイドを強制的に自分のものにし、かつこちらの攻撃力を吸収した上でDEFを0にしてくるため大ダメージは必至。下手に高ATKの姫子などで挑むのは自殺行為にしかならない。 序盤は『悪鴉』のストックを消費させるために穏乃の『不倒不屈』やネクサスシフトの回復能力で耐え凌ぐ必要がある。逆にストックさえ使い切らせてしまえば判定値補正は大きいが防御が紙なため、姫子の通常攻撃一発で落とせてしまう。コンマ事故が怖ければ穏乃のまま削ってもいいだろう。ただし『対抗神話耐性』の蘇生能力があることは留意しよう。 また、持久戦が強いられるため穏乃の新装備『フクツ・ゼシキ』が真価を発する。毎ターン補正を重ね続ければ、『悪鴉』のストックが切れた頃には判定で負ける可能性はがくっと下がる。 ネクサスシフト時に怜の『D T』のトリプルを使用しておくのも有効。仕様変更により保有技能の回数制限が非共有になったので通常時の『不倒不屈』のストックは消費せず、ネクサス解除時にはHPも回復するため、HPの減少を気に掛ける必要は余りない。
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【7 46】メリーさんからの着信で起床。 「家の前にいる」等とほざいてやがる。2回ほど犯した。おかげで朝勃ちが悪い。 【8 02】朝食で使った油の容器にゴキブリが入ってた。 飼ってる触手に食わせた。今まで気づかなかったことに腹が立つ。。 【8 36】出勤。ダルい。家を出る時に電話が鳴る。うるさいのでもう1回犯した 。 【9 07】車で走っていると、後ろからババアがダッシュで追いかけてくる。 捕まえて犯した。ロリババアならいつでも大歓迎だ。 【9 30】デスクに向かっている。下を見ると白い手がオレの足をつかんでいる。 ひっぱり上げてムスコをしごかせた。一発出したら大人しくなった。 【10 39】窓際に立ち空を眺めていると、女が落ちてきて目が合った。抜いた。 【12 24】交差点を歩いてて、すれ違う時に女が「よくわかったな」と言ってきた。捕まえてホテルに直行。 【14 26】携帯に着信記録16件。かけてみる。 「わたしメリーさ・・・「伊藤君ちょっと外回り頼めるかい?」「うっす。」 ホテルに連れてって3回ほど。 【16 12】外回りをしているとマスクをした女が声をかけてきた。 「わたしきれい?」ホテルに直行。 終わったらシクシク泣き出した。そっちから誘ってきたくせに処女かよ。 【17 30】公衆便所に行くと人形が落ちている。 「わたしリカちゃん。呪われているの」ラブドールとして使うため持ち帰ることにした。 【20 32】車で走行中、バックミラーを覗くと上半身だけの女がついてきている。 急ブレーキをかけて胸を揉みまくった。もうついてこないようだ。パイズリしたかったのに。残念。 【21 25】帰宅、着信記録が49件。またアイツか。家に呼び出して4回中出しした。 【21 42】ベッドの下に女がいたのでボコって犯した。こいつも処女か。いい年して泣くな。 【22 10】メリーさんからの電話に出る。「わたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの」 うそつけ。今の体位はバックなんだから俺がお前の後ろにいるんだ。 【23 34】着信がしつこく鳴り響く。犯した。 【23 58】犯したのにまた着信が鳴り響く。ついに壊れたようだ。とりあえず肉便器にするか。 【0 25】就寝。今日一日でかなり疲れた。外から窓をたたく池沼がいる。 わかったからやめろ。中指を入れてイかせる。日本はいつからこんなに狂ったんだろう。 【2 40】急に目が覚める。金縛りのようだ。 長い髪の女が天井にへばりついて恨めしそうにこっちを見つめている。 だが性欲には勝てない。引きずり下ろし、縛って犯した。 【3 20】猿夢だ。しかし俺は夢の中では無敵だ。一匹残らず掘った。